2017年10月16日月曜日

vol.494 昔と今の風景

今のところに越してきて、もうすぐ25年近くになります。
今住んでいるところは、一応最寄り駅が2つあります。
とは言っても、どちらも20分ぐらいかかりますがね。

どちらの駅も昔とは今とでは、大きく変わったところがあります。
しかも、どちらもまだ変化がありそうな感じです。
そうなると、新しくなる光景に期待を寄せる気持ちがある半面、昔から見ていた懐かしい光景や変わらない部分がなくなってしまう寂しさも同時にわいてくるので、何とも不思議です。

どんなところが変わっていったのか。
最寄り駅が2つあるので、A駅とB駅というふうに分けてみます。

まずはA駅。
昔は、駅前に比較的小さい本屋さん、八百屋さんなどがありました。
八百屋さんは日中通るたびに、お店の人の威勢のいい声が聞こえていたような気がします。
そしてローカルな駅ながらも一応商店街という感じで、小さなお店が並んでいて、家の周りが畑が多く、比較的静かな環境だったせいもあってか、東京をあまりよく知らなかった頃は、子供ながら都会っぽく感じました。

そして、その商店街を抜けると、小学校、そして、住宅がたくさん並び、その中にいつもだしのいい匂いが香るうどん屋さんがありました。
今の家の下見に来た時に、一回だけ食べに行った記憶があります。
また、付近にジャスコ(現在はイオン)もあり、ある程度の買い物は、駅付近で済ませられるほどでした。

そんな風景は、約10年前に一変。
都市計画事業として、これまで駅までの車の移動が面倒だった道が、一直線の道路が新設されたことにより、利便が向上。
また、駅前はバスロータリーとなり、実際にバス路線も新設されました。

主に車の利便性が目立つ事業ですが、ほぼ同じタイミングで、ジャスコからイオンにリニューアル。
建物自体も大きく変わり、清潔感あふれる見た目になりました。

しかし、この変貌によって前にあったあの店はどこへ?といったことも結構あります。
中には、新しい場所で再開したお店もいくつかあるようですが、個人的には以前より静かになってしまったような感じがあります。
まだ何か変わるかもしれませんがね。

続いてB駅。
この駅は2回変わりました。

一回目は、18年前。
このときは、バスロータリーと駅前駐車場の場所が交代したという感じです。
建物は高層マンションが1つできたぐらいでしょうか。

付近には、図書館の他、三井住友銀行、某大手私鉄のスーパー、マック、小さい本屋さん、中華料理屋さんなどが集まるエリアもありました。

この変化だけでも、昔越してきたばかりの記憶が蘇ってきます。
二回目は、2、3年前。
今度は、駅間駐車場を潰し、マック、本屋さん、中華料理屋さんなどが集まるエリアも巻き込んで、およそこの付近には似つかわしくない商業施設となりました。
残ったのは、某大手私鉄のスーパーと銀行だけ。
他は、新しいお店ばかり。

この変化により、図書館の存在感がかなり薄まった感じがします。
何せ、昔はバスロータリーから図書館が見えていたのに、今はその商業施設がでん!と身構えてしまったので、まったく見えなくなりました。
(駅から図書館まで徒歩2、3分です。)

ちなみに以前はGoogleのストリートビューでA駅に関しては、変貌する前の商店街があった頃の様子が見られましたが、今はさすがに変わっていました。。

B駅は、今の商業施設が建設中の頃が見られました。

…といった感じで、使っているとたまに思い出してしまいます。
結局、昔のほうがよかったということなのか…?

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