2017年10月4日水曜日

vol.481 大阪環状線103系 引退

今日で大阪環状線で約48年間走り続けた、103系が引退します。
…とこういう書き方をしてしまうと、103系自体が姿を消してしまうというニュアンスになってしまいますが、あくまでも大阪環状線での運行が終了するという意味です。
JR西日本管内のいくつかの路線では103系が残っています。

大阪環状線は、大阪の中心地を走る環状線で、大都会の中を国鉄の名車が元気よく走っているという姿は関東では味わえません。

関東で例えると、山手線で未だに103系が走っているということになりますね。
実際は、103系から205系、E231系500番台、そしてE235系と変わろうとしています。

私自身、103系は昔からなんとなく存在は知っていたものの、関東で乗ったのは、京浜東北線でほんの数回程度だったような気がします。
それぐらい、103系自体、間近で見るのも乗るのも、結構新鮮な感覚でした。

103系に乗る頻度が高くなったのは、5年前初めて関西の地に足を踏み入れた時に乗った、まさに大阪環状線でした。
側面は戸袋窓が埋められていたものの、前面部は改造もなくそのままで、もちろん主電動機やモーターも変わらずで、元気に走っていました。
時間があったので、大阪駅から一周して戻ってくるまで乗車。
その久しぶりに乗車した日に、写真を撮っているはずなのですが、すぐに見つかる気配がないので、代わりに京都鉄道博物館で展示されている103系で勘弁して下さい。。

正直、大阪環状線だけではネタがもたないので、もう少し103系についてお話をすると、乗車したのは、大阪環状線だけではありません。
大阪環状線に乗車してから1、2年ほど後に播但線の電化区間で終点の姫路まで乗車しました。
この時は、103系が目的ではなく、こうのとり号乗車をメインに、播但線を使って姫路まで移動するという計画でたまたま播但線で103系が活躍しているということで、これはラッキーという感じだったんです。

そして、大阪環状線よりも長く乗ったのが奈良線。
大阪環状線よりもある程度スピードを出すので、あのモーター音をより楽しめるだけでなく、走行音録音にはピッタリだったので、何度か利用しました。
各駅停車はほぼ103系で統一されていたので、あまり長時間待たずとも乗車することができました。

同時に、常磐線で活躍していた頃に早く気づいて乗っとけばなーという後悔を思い出してしまいますね。
あの走行音を楽しめるだけでなく、わずかの期間でE531系と並ぶ姿も撮れたかもしれません。

何にせよ、103系の活躍の場がまた一つなくなったということです。
姿が見られなくなる前に、もう一度奈良線に乗っておきたいところです。

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