2017年6月12日月曜日

vol.368 日本の労働事情について考えてみる

私自身、IT系の職業なため、残業なんて日常茶飯事。

最近になってようやく、水曜日はノー残業デーという設定をしている現場に行くこともありましたが、それは言葉だけで、実際は普通に他の曜日と変わらず残業をしているのが実情。
せいぜい違うのは、社内の放送で「今日は早めに帰宅しましょう」的なアナウンスがあるぐらいです。
むしろ、ノー残業デーほど、帰宅時間が遅くなるぐらいです。
今の現場でようやく実行されていることがわかりました。
それでも他の曜日は結構残業してますけどね。

さて、よく日本は海外と比べると働きすぎと言われます。
残業はおろか、休日出勤なんぞあり得ないというぐらいですから。
しかし、日本は今でこそ過労死が問題視されるようになり、細々とではあるものの、労働時間の見直しをおこなっている企業が続々と増えてきています。

昔はもっとひどかったそうですね。
ある程度、その業界が長い方にお聞きすると、月の労働時間は、300時間以上を超えていたとか。
もう、土日の休みなんか無いように等しいもんです。
仕事が終わる頃には、終電がないんで、夜遅くもやっている飲み屋さんで呑んで朝の始発までやり過ごす…という話も聞いたことがあります。

以前は、それがある意味楽しかった…ということでやっていける人が多かったんでしょうか。
私にはとてもそんな生活は耐えられません。
もし、今でもそのような風潮が当たり前な状況だったら、とっくにIT業界から身を引いていたでしょう。

そして、残業が多い業界ならではのあるあるかもしれませんが、自分だけ早く仕事のきりが付いて帰宅してもいいはずなのに、周りがみんな忙しいと、とても帰りづらい雰囲気になり、結局意味もなく帰宅時間が遅くなる感じ。

これは、帰りづらい雰囲気で帰れない…だけでなく、他の忙しい人の溜まっている仕事がこっちに回ってきてしまうということもあるでしょう。

これはひとえに日本人の気遣いの良さが裏目に出てしまっている結果でしょう。
周りの空気に合わせる・他人を思う気持ちは大事ですが、自分の身は自分で守るのが一番ですから、割り切ることが大切だと思うんです。

…と私一人がつぶやいていても、どうにもなりませんが、同じように思っている方が大勢いることを期待しています。

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