2016年11月4日金曜日

vol.147 電車のモーター音

一般的に、電気で動く列車は、主電動機を積んでおり、走行時にその主電動機からモーター音が発せられます。
これは、製造メーカー、鉄道事業者、そして車両形式によって異なってくるわけですが、中には他の車両形式と酷似するケースもあります。
代表例としては、西武2000系と東急8000系列でしょうか。

最近では、酷似どころか全く同じ主電動機を使用しているケースも存在します。
JR東日本E231系通勤タイプ相鉄10000系都営新宿線の10-100形が有名で、これは基本的な性能や外観などをそのまま踏襲し、若干の仕様変更を施した結果によるものです。これは導入する側にとっては、新規での設計などによるコストが削減されるメリットをもたらしますが、鉄道好きな者にとっては、パクリとしか認識されないのが現状なわけで、私もそういった類の形式は正直嫌いな方です。

モーターは抵抗制御方式、チョッパ制御方式、VVVF制御方式がよく知られていて、VVVF制御に関しては、さらにGTO、IGBT、Sicという素子の種類でさらに分類されます(実は更に分類できるのですが、ここまでにしておきます)。

私は基本的には、VVVF制御のモーター音で好みが多かったりするわけですが、中でも沿線である相鉄のVVVFのモーター音は、馴染みがありかつ気に入っています。
相鉄10000系より前の形式にあたる、3000系(改造)、5000系(改造)、新7000系VVVF車、8000系、9000系が該当します。
これらの形式に共通するのは、VVVFという今時の技術を使用していながら、直角カルダンという古いモーター駆動方式を採用していること。実質、VVVF制御で直角カルダン駆動の形式は、この相鉄のみとなります。
この直角カルダンという駆動方式の影響もあってか、モーター音が独特であることから、鉄道好きの人の中では結構有名だったりします。

で、私は特に、3000系と5000系に搭載されていた東洋製のGTO素子のモーター音が一番気に入っています。
音としては、メーカーが同じということもあり、東急7600系や阪急8300系と似ていますが、直角カルダンのため、音が重く聴こえます。
…ここはさすがに鉄オタの世界なので、中々伝わらない部分なのですが…。

YouTubeの下にリンクを張りますので、気になる方は聴き比べてみてください。
動画が削除されていた場合は、すみません。。
↑阪急8300系

↑東急7600系

↑相鉄5000系

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