2017年5月20日土曜日

vol.344 サイバー攻撃

世界規模のサイバー攻撃が猛威を奮っているようですね。
ニュースでも取り上げられているので、ご存じの方も多いはずです。

そして多くの番組で、特集を組んで具体的な防止策などが紹介されていたりしますが、ここでもあえて取り上げてみたいと思います。

今回のサイバー攻撃の被害経路としては、メールの添付ファイルを開くことによって、攻撃を受けてしまうパターンのようです。
一見、普通の添付ファイルだと思って、思わず開いてしまうことにより、ウイルスが攻撃を開始します。
突然、変なウインドウが出てきて、PC上の全てのファイルがロックされてしまいます。
実際、ファイルを開くことができない状態になります。
解除するには、お金を振り込む必要があると書いてあって、元に戻したい衝動でお金を振り込ませる手口です。

しかし、振り込んだからといって、ほんとに解除されるとは限りません。犯人は明らかに金銭目的のため、目的が達成できればそれで良いわけなので、解除ができない可能性もあります。
もし、そういった被害にあったら、迷わず警察などに相談しましょう。

そうならないためにも、バックアップは重要です。
サイバー攻撃を受けて、PCを買い換える事になった際のリスクは確かに大きいですが、パックアップをしなかったがために、重要なファイルを損失してしまうことは、精神的にもダメージが大きいです。
ましてや、そのようなことが仕事の中で起きてしまったらどうなってしまうのか…。

特に企業を狙ったサイバー攻撃は、個人情報などの機密性の高い情報を盗むのを目的としていることが多いため、一度被害を受けてしまうと、会社としての社会的信用を失って今後の会社存続に大きな影響を与えかねます。最悪の場合、会社が倒産してしまうかもしれません。
また、サイバー攻撃への対策を施さなかったということで、被害者側であるにも関わらず、賠償責任などが生じる可能性があります。

一番の簡単な対策は不用意に添付ファイルを開かない。
これに尽きるでしょう。
見に覚えのないメールや、勧誘、いかにも怪しい内容のメールに関しては、即刻削除するなり、迷惑メールとして処理をするよう、フィルタをかけるなどの日頃からの対策が必要です。
これ本当に怪しいかどうか判断がつかないというようなものも、最低限無闇に開かないことを心がけることです。

こういった被害を受けないためにも、日頃自身で対策を講じるとともに、OSのバージョンアップやウイルス対策ソフトのバージョンも常に最新の状態に保つことにより、安全性を高めていきましょう。

0 件のコメント:

コメントを投稿