2017年4月12日水曜日

vol.307 相鉄8000系について

今相鉄の車両と言えば、11000系のそうにゃんトレインと100周年ラッピング車、9000系のリニューアル車で注目(?)を浴びがちですが、8000系も密かに変わろうとしています。

去年から以前に9000系に対して実施されていた、VVVF更新が始まりました。
元々、8000系と9000系は90年前半に営業運転を開始した車両で、最初の編成は25年以上にもなります。
当時は、VVVFの種類の中でも初期に当たるGTO素子によるものでした。
最近になって、9000系は一足先に現在主流のIGBT素子に変更されました。

8000系も更新が始まりましたが、実質スローペース。
9000系が10両編成7本で2年かけて全編成更新完了したのに対し、8000系は10両編成12本(元々は13本)で最初の編成が更新されて1年経ちますが、ようやく3本。
本数的な違いもありますが、かなり更新のスピードが遅いことが分かります。
これは、天王町~星川間の高架化工事、神奈川東部方面線の工事着工、そして9000系のリニューアルなど優先的に進めている計画が多々あるからだと思われます。

で、なんでこの話をしたかというと、8000系の3本めの更新車に乗車したからです。
1本目は、8710F、2本目は8708F、そして乗車した8709Fです。
あまりにもスローペースなので、忘れた頃に更新されているなんてことが、2本目の8708Fの時もありました。

と、以上です。

ちなみに、8000系はカッコで元々13本と書きました。
これは、1本が一足先に廃車となったからです。

2004年頃に湘南台駅停車中の8707Fがレール削正車との衝突事故に遭いました。
衝突した1号車の先頭部が大破し、2号車も機器の損傷を受け、8両編成化での復活か、当時新形式であった、10000系10両編成の増備かといった対策が検討されましたが、比較的コストが少ない10000系の増備が行われることにより、8707Fはしばらく車両センターに留置されていたものの、後に廃車となりました。

とは言え、車齢も25年以上と古参車の仲間入りになっていますが、8000系もVVVF更新およびネイビブルーにいずれ塗装されるとのことなので、まだまだしばらくは活躍する形式となりそうです。

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